こんにちは、トントンです。
今週の日本株市場は、米国債の格下げや為替の変動など外部要因の影響を受け、全体的に軟調な展開となりました。
📊 主要指数まとめ
指数 | 終値(5/23) | 前週比 | コメント |
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日経平均 | 37,160.47円 | -593.25円 | 米国債格下げや円高進行が重しとなり、6週ぶりの下落 |
TOPIX | 2,630.50pt | -45.00pt | 幅広い業種で売り優勢 |
マザーズ | 740.00pt | -12.00pt | 新興市場も軟調 |
ドル円 | 142.50円 | -3.50円 | 円高進行が輸出企業の業績懸念を高める |
NYダウ | 38,950ドル | -800ドル | 米国債格下げや経済指標の悪化で下落 |
NASDAQ | 16,200pt | -300pt | ハイテク株中心に売りが優勢 |
原油(WTI) | 78.00ドル | -1.10ドル | 需給バランスの懸念から下落 |
金 | 1,920ドル | +8ドル | 安全資産としての需要が高まる |
🔍 今週の注目材料
🏦 米国債の格下げと市場への影響
ムーディーズによる米国債の格下げが発表され、リスク回避の動きが強まりました。これにより、ドルが主要通貨に対して下落し、円高が進行。輸出企業の業績懸念が高まり、日本株市場にも影響を与えました。Reuters Japan
💱 為替の変動と企業業績への影響
ドル円が一時142円台に突入し、円高が進行。これにより、輸出関連企業の業績懸念が高まり、自動車や電子部品などのセクターで売りが優勢となりました。
📈 業種別パフォーマンス
⬆ 上昇セクター
- 海運:商船三井(9104)などが堅調。
- 防衛:三菱重工業(7011)が買われる。
⬇ 下落セクター
- 自動車:トヨタ(7203)などが軟調。ニッセイ基礎研究所+1DomenicaWanjiku+1
- 精密機器:テルモ(4543)などが下落。
- 不動産:三井不動産(8801)などが売られる。
🏢 注目銘柄ピックアップ
銘柄 | 材料 | 株価変動 |
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ローム(6963) | 米パワー半導体大手ウルフスピードの経営難報道を受け、パワー半導体市場でのシェア拡大期待から買われる。 | +3.5% |
住友ファーマ(4506) | 米国の薬価引き下げ懸念が再燃し、医薬品セクター全体が売られる中、同社も下落。 | -4.2% |
三菱重工業(7011) | 防衛関連需要の高まりから買われる。 | +2.8% |
📅 来週の注目スケジュール(5月26日〜30日)
- 5月27日(月):日本・4月鉱工業生産速報
- 5月28日(火):米国・4月耐久財受注
- 5月29日(水):日本・5月消費者物価指数(CPI)ブルーモ証券株式会社
- 5月30日(木):米国・1-3月期GDP改定値
💬 投資スタンスとまとめ
今週の日本株市場は、外部要因によるリスク回避の動きが強まり、全体的に軟調な展開となりました。来週以降は、国内の経済指標や企業業績に注目が集まると予想されます。特に、為替動向や米国の金融政策の影響を注視する必要があります。