※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載しているサービスは、公式情報・提携情報・公的統計・職能団体の公開データなどをもとに、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方が自分に合う転職サービスを選びやすいよう整理しています。
どうも、トントンです。
医療系国家資格を持ち、現在は医療機関の事務長として、採用する側・現場を見る側の両方から医療職の働き方を見ています。
今回は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の転職サイト選びについてまとめます。
リハビリ職の転職記事は、よくある「おすすめ転職サイト10選」「求人数ランキング」だけだと、正直ちょっと足りません。
なぜなら、PT・OT・STの転職で本当に悩むところは、サイトの数よりも、次のようなところだからです。
- 新卒で入った病院は悪くなかったけど、結婚や子育てを考えると収入が不安
- 夜勤が少ないぶん、看護師など他の医療職と比べて給与が伸びにくい
- リハビリ職の人数が増えて、主任・係長・科長などのポストが空かない
- 管理者が「単位」の話ばかりで、患者さんの生活や回復の話が置いていかれる
- 勉強会や研修は大事だけど、自己研鑽という名のサービス残業っぽくなっている
- 訪問看護やデイサービスは給与が良さそうだけど、未経験で一人訪問が不安
- 友人が一般企業や別業界に転職して、収入や休日が増えているのを見ると焦る
この記事では、単に転職サイトを並べるのではなく、PT・OT・STの年収、人数、年齢層、就職先の傾向、転職で何を見ればいいかまで、現場目線で整理します。
結論からいうと、今回紹介するサービスは次の3つです。
| サービス名 | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
| ジョブソエル | 医療・介護・福祉の求人を広く見たい人 | 病院、クリニック、介護施設、福祉施設など幅広く探しやすい |
| MC-介護のお仕事 | 常勤・非常勤・派遣など働き方を相談したい人 | 介護領域に強く、PT・OT・STも対象。面談で希望を整理しやすい |
| 介護ジャストジョブ | 介護・福祉領域で正社員転職を考えたい人 | 正社員希望の人向け。丁寧なサポートを受けたい人に候補 |
先に「自分はどれが合うか」を見たい方は、こちらからどうぞ。
- 30秒診断|PT・OT・STにおすすめの転職サービスはどれ?
- この記事を書いた人
- PT・OT・STは「安定しているけど、伸び悩みやすい」職種
- PT・OT・STの人数と年齢層|若い職種だからこそポストが詰まりやすい
- PT・OT・STの就職先|病院だけでなく、介護・訪問・福祉に広がっている
- なぜPT・OT・STは給与が伸びにくいのか
- SNSでよく見るPT・OT・STの本音
- PT・OT・STが転職で求めているもの
- PT・OT・ST向け転職サイトおすすめ3選
- PT・OT・ST転職サイト3社の比較表
- PT・OT・STが転職サイト登録前に決めておくべきこと
- よくある転職エピソード
- 転職サイトを使うときの注意点
- PT・OT・STの転職で面接前に確認したい質問リスト
- 目的別おすすめの組み合わせ
- よくある質問
- まとめ|PT・OT・STの転職は「逃げ」ではなく、生活設計の見直し
- 関連記事
- 参考・出典
30秒診断|PT・OT・STにおすすめの転職サービスはどれ?
| 今の状況 | おすすめ |
|---|---|
| まずは病院・クリニック・介護施設・福祉施設まで幅広く求人を見たい | ジョブソエルを見る |
| 常勤だけでなく、非常勤・派遣・短期など働き方も含めて相談したい | MC-介護のお仕事を見る |
| 介護・福祉領域で正社員として働きたい | 介護ジャストジョブを見る |
| 訪問看護・デイサービスに興味があるけど未経験で不安 | MC-介護のお仕事+ジョブソエルで比較 |
| 今すぐ転職というより、求人相場だけ知りたい | ジョブソエルで求人検索から始める |
この記事を書いた人
執筆:トントン
医療系国家資格保有者/医療機関 事務長。医療・介護・健康に関する情報を、現場目線でわかりやすく発信しています。いりょかいブログでは、医療・介護・福祉と家族の暮らしに役立つ情報を、制度と現場の両面から解説しています。
PT・OT・STは「安定しているけど、伸び悩みやすい」職種
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は、いずれも国家資格です。
病院、クリニック、介護施設、訪問看護、デイケア、障害福祉、児童発達支援など、働く場所はかなり広がっています。
一方で、現場の本音としては、「安定はしている。でも、思ったほど給与が伸びない」という悩みも出やすい職種です。
厚生労働省の職業情報提供サイト job tag では、令和7年賃金構造基本統計調査を加工したデータとして、PT・OT・STの各ページで全国の賃金年収は443.6万円、平均年齢は36.2歳と表示されています。
ただし、この賃金データは職業分類に基づく統計であり、PT・OT・STそれぞれ単独の厳密な年収ではありません。視能訓練士などを含む集計分類の影響もあるため、あくまで相場を見るための目安として考えてください。
| 項目 | 全国平均の目安 |
|---|---|
| 賃金 年収 | 443.6万円 |
| 平均年齢 | 36.2歳 |
| 労働時間 | 157時間 |
| 一般労働者の1時間あたり賃金 | 2,282円 |
| 短時間労働者の1時間あたり賃金 | 1,993円 |
数字だけ見ると、極端に低いわけではありません。
ただ、20代後半から30代に入って、結婚、住宅ローン、子育て、親の介護などが見え始めると、話は変わります。
新卒の頃は「国家資格だし安定している」「夜勤も少ないし働きやすい」と思っていたのに、数年たつと、ふとこんな不安が出てきます。
このまま10年働いても、どれくらい給料が上がるんだろう。
主任や係長になれる人は一握り。ポストが空くまで待つしかないのかな。
研修も勉強会も大事だけど、家庭を持ったら今のペースはきつい。
ここが、PT・OT・ST転職のスタート地点です。
「今の職場が嫌だから辞める」というより、今の働き方のまま、将来の生活設計ができるのかを考え始める人が多いのです。
PT・OT・STの人数と年齢層|若い職種だからこそポストが詰まりやすい
リハビリ職は、全体として比較的若い職種です。
たとえば、日本理学療法士協会の統計では、2026年3月末時点で理学療法士協会の会員数は144,943人、国家試験合格累計は247,546人となっています。平均年齢は男性36.9歳、女性35.9歳です。
日本作業療法士協会の2024年度会員統計では、2025年3月31日時点の有資格者は118,465人、会員数は63,352人、平均年齢は37.4歳です。
言語聴覚士はPT・OTより人数が少なく、日本言語聴覚士協会の会員動向では、2026年3月31日時点の正会員は22,511人です。job tagでは、STの年齢層について30代・40代が全体の64.3%、女性が76.6%を占めるとされています。
| 職種 | 人数の目安 | 年齢層の特徴 | 転職で起きやすい悩み |
|---|---|---|---|
| 理学療法士 PT | 国家試験合格累計247,546人、協会会員144,943人 | 平均年齢は30代半ば | 人数が多く、病院内の管理職ポストが詰まりやすい |
| 作業療法士 OT | 有資格者118,465人、協会会員63,352人 | 平均年齢37.4歳、女性60.8% | 医療・介護・障害・精神・発達など領域選びで悩みやすい |
| 言語聴覚士 ST | 協会正会員22,511人 | 30代・40代が中心、女性比率が高い | 一人職場、領域の偏り、小児・嚥下・失語など専門性の選び方で悩みやすい |
若い職種で人数が増えているということは、現場にとっては心強いことです。
しかし、個人のキャリアで見ると、別の問題も出てきます。
それが、出世の頭打ちです。
病院のリハビリ科にPTが30人、OTが15人、STが5人いたとしても、主任や係長、科長の席はそんなに多くありません。
しかも、上の世代もまだ若い。
40代の管理者がいれば、その人があと20年近く現役でいる可能性もあります。
つまり、若手や中堅にとっては、どれだけ頑張ってもポストが空かない。
この状態で昇給幅が小さいと、モチベーションが下がりやすくなります。
PT・OT・STの就職先|病院だけでなく、介護・訪問・福祉に広がっている
昔は、リハビリ職の就職先といえば病院のイメージが強かったと思います。
もちろん今でも、病院は中心的な職場です。
ただ、介護保険分野、訪問看護、デイケア、デイサービス、老健、障害福祉、児童発達支援など、活躍の場はかなり広がっています。
理学療法士協会の統計では、急性期、回復期、慢性期など病院勤務の会員が多い一方、訪問看護ステーション、訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション、通所介護、介護老人保健施設などにも会員が分布しています。
作業療法士協会の統計でも、医療関連が56.2%、介護関連が14.4%、障害関連が3.3%などとなっています。
言語聴覚士協会の会員動向では、勤務先施設種類別の割合として、医療60.70%、医療/介護16.71%、介護6.56%、福祉5.26%などが示されています。
| 職場 | メリット | 注意点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 急性期病院 | 早期介入、多職種連携、医療的知識が身につきやすい | 業務量が多い、休日リハや単位管理が厳しい職場もある | 医療職としての基礎力を高めたい人 |
| 回復期リハビリ病棟 | リハビリ職の役割が大きく、退院支援に深く関われる | 単位数・実績指数・在宅復帰率など数字管理が強い職場もある | 患者さんの生活再建に関わりたい人 |
| 慢性期・療養病院 | 長期的な関わり、生活期に近い支援ができる | 急性期ほど変化が大きくなく、物足りなさを感じる人もいる | じっくり関わる支援が好きな人 |
| 整形外科クリニック | 運動器、スポーツ、外来リハに関われる | 診療時間が長い、昼休みが長い、土曜勤務がある職場も多い | 運動器を深めたいPT、外来リハが好きな人 |
| 訪問看護・訪問リハ | 給与条件が良い求人もあり、生活の場で支援できる | 一人訪問、運転、家族対応、急変時対応への不安が出やすい | 在宅支援に関心があり、裁量を持って働きたい人 |
| デイケア・デイサービス | 生活期リハ、介護予防、利用者との継続的な関係が作りやすい | 医療機関とは文化が違い、介護職との連携が重要 | 高齢者支援や生活期に関心がある人 |
| 障害福祉・児童発達支援 | OT・STの専門性が活きやすく、小児・発達領域に関われる | 求人が地域によって少ない。制度理解も必要 | 発達支援、小児、生活支援に関わりたい人 |
| 一般企業・ヘルスケア領域 | 資格を活かして新しい働き方に挑戦できる | 求人数は多くない。医療職としての経験をどう言語化するかが重要 | 教育、営業、商品開発、健康経営などに関心がある人 |
リハビリ病院や回復期病棟の仕組みについては、こちらの記事も参考にしてください。
- リハビリ病院とは?特徴・対象・回復期リハビリテーション病棟を解説
- リハビリはいつまで保険で受けられる?150日ルール・13単位制限を解説
- 入院したばかりなのに転院と言われたら?理由と家族が確認すべきこと
なぜPT・OT・STは給与が伸びにくいのか
ここは少し現場寄りの話をします。
PT・OT・STの給与が伸びにくい理由は、本人の努力不足だけではありません。
むしろ、仕組みの問題がかなり大きいです。
理由1. 医療・介護報酬の枠の中で人件費が決まる
病院や介護施設の売上は、基本的に診療報酬や介護報酬の影響を強く受けます。
リハビリの場合、単位数、疾患別リハビリ料、施設基準、入院料、加算などが収益に関わります。
つまり、一般企業のように「売上が伸びたから全員の給料を大きく上げる」という動きがしにくい。
病院側から見ると、人件費、設備費、材料費、光熱費、借入返済などもあり、リハビリ職だけを大きく上げるのは簡単ではありません。
だからこそ、現場では「もっと患者さんのために時間を使いたい」と思っていても、管理者からは「単位は?」「実績は?」「稼働率は?」という話が出やすくなります。
このあたりの病院経営の見方は、こちらでも解説しています。
理由2. 夜勤手当が少ない
看護師や介護職と比べると、PT・OT・STは夜勤が少ない職種です。
これは大きなメリットです。
生活リズムを保ちやすい。体調を崩しにくい。子育てや家庭との両立もしやすい。
一方で、給与だけを見ると、夜勤手当がないぶん年収が伸びにくい側面があります。
病院勤務の看護師が夜勤で年収を上げているのを見ると、同じ医療職でも差を感じることがあります。
看護師向けの転職サイト比較はこちらでまとめています。
看護師転職サイトおすすめ5選|医療系国家資格保有者・事務長が比較
理由3. 管理職ポストが少ない
PT・OT・STは人数が増えてきた職種です。
しかし、管理職ポストは人数ほど増えません。
リハビリ科長、主任、係長、リーダー。
こうした役職は限られています。
すでに上のポストに30代後半〜40代の人がいる場合、次の世代はかなり待つことになります。
「頑張れば昇進できる」というより、席が空くかどうかに左右される職場も多いです。
理由4. 自己研鑽が給与に反映されにくい
リハビリ職は勉強熱心な人が多いです。
休日に研修へ行く。自費でセミナーを受ける。認定資格を取る。文献を読む。症例発表をする。
どれも大切です。
ただ、問題は、それが給与に直結しにくいことです。
もちろん、専門性が高まれば患者さんへの支援は良くなります。
でも、給与表が年功序列型だったり、役職手当しか上がらなかったりすると、努力と報酬のズレが出ます。
これが続くと、だんだんこう感じてしまいます。
自己研鑽って言うけど、時間もお金も自分持ちじゃないか。
SNSでよく見るPT・OT・STの本音
XなどのSNSを見ていると、PT・OT・STの本音はかなり似ています。
個人投稿をそのまま引用するのではなく、ブログ用に要約すると、だいたい次のような声です。
- 給料アップ目的で転職サイトに登録しても、大幅アップは簡単ではないと言われた
- 経験年数が増えても、1年目との手取り差が思ったほどない
- 医療職なのに手取り20万円台前半、地域によっては20万円未満でつらい
- 訪問看護は気になるけど、いきなり一人で訪問するのが怖い
- STは小児や聴覚など領域によって求人が少なく、転職先の選択肢が限られる
- 同じリハビリ職でも、意識が高い人とそうでない人のギャップが大きい
- 患者さんのために働きたいのに、現場では単位や件数ばかり見られる
これ、かなりリアルです。
ただし、ここで大事なのは、SNSの不満だけで転職を決めないことです。
不満があるときほど、冷静に整理したほうがいいです。
たとえば、あなたの悩みが「給与」なのか、「人間関係」なのか、「評価制度」なのか、「領域が合わない」のか、「働き方が生活に合わない」のかで、選ぶべき転職先は変わります。
PT・OT・STが転職で求めているもの
PT・OT・STの転職理由で多いのは、やはり給与・賞与、休日、人間関係、残業、通勤距離、キャリアアップです。
ただ、現場で見ていると、表向きの理由と本音は少し違います。
| 表向きの転職理由 | 本音に近い悩み | 確認すべきこと |
|---|---|---|
| 給与を上げたい | このままでは家族を養えるか不安 | 基本給、賞与、昇給実績、役職手当、訪問手当 |
| キャリアアップしたい | 今の職場ではポストが空かない | 役職の年齢層、評価制度、認定資格の扱い |
| 人間関係を変えたい | 上司や先輩の価値観が合わない | 見学時の雰囲気、離職率、教育体制 |
| 訪問に挑戦したい | 給与は魅力だが、一人訪問が怖い | 同行訪問の期間、緊急時相談体制、記録・移動時間 |
| 家庭と両立したい | 研修・残業・休日出勤がきつい | 残業時間、有給取得率、子育て中スタッフの有無 |
| 患者さんと向き合いたい | 単位中心の管理に疲れた | 目標設定、カンファレンス、リハビリ科の方針 |
転職で大切なのは、求人票の「月給」だけを見ることではありません。
その職場で、どんな価値観でリハビリが行われているのか。
自分が大切にしたい働き方と合うのか。
ここまで見たほうが、転職後の後悔は減ります。
PT・OT・ST向け転職サイトおすすめ3選
ここからは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の転職で候補になるサービスを3つ紹介します。
今回の選び方は、単純な求人数ランキングではありません。
次の視点で選びました。
- PT・OT・STが対象になっているか
- 医療・介護・福祉領域と相性が良いか
- 病院だけでなく、訪問看護・デイサービス・介護施設なども見やすいか
- 常勤、非常勤、派遣など働き方の選択肢があるか
- 転職温度感に合わせて使いやすいか
1. ジョブソエル|医療・介護・福祉の求人を広く見たい人向け
ジョブソエルは、医療・介護・福祉業界の求人を幅広く扱う求人サービスです。
病院、クリニック、介護施設、福祉施設、整骨院など、医療・介護・福祉領域の求人をまとめて探しやすいのが特徴です。
PT・OT・STの転職でジョブソエルが向いているのは、次のような人です。
- 病院だけでなく、介護施設や福祉施設も比較したい
- まずは自分の地域にどんな求人があるか見たい
- 職種、勤務地、給与、雇用形態など条件を絞って探したい
- すぐに転職するかは未定だが、求人相場を把握したい
- 医療・介護・福祉の他職種求人も含めて、業界全体の動きを見たい
特に、今の職場に大きな不満はないけれど、将来が少し不安という人は、いきなりエージェント面談に進むより、まず求人検索から始めるほうが気持ちが楽です。
「自分の経験だと、他の職場ではどれくらいの条件になるのか」を知るだけでも、今の職場に残るか、転職するかの判断材料になります。
ジョブソエルの注意点
ジョブソエルは幅広い求人を見やすい一方で、リハビリ職だけに特化したサービスではありません。
そのため、求人を探すときは「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」だけでなく、「訪問看護」「デイサービス」「老健」「児童発達支援」など、働きたい領域のキーワードでも検索してみるのがおすすめです。
2. MC-介護のお仕事|常勤・非常勤・派遣まで働き方を相談したい人向け
MC-介護のお仕事は、介護職求人サービスとして知られていますが、PT・OT・STも対象になっています。
特徴は、常勤だけでなく、非常勤、派遣、短期、単発など、複数の雇用形態を扱っている点です。
リハビリ職の転職では、実はここがかなり大事です。
なぜなら、PT・OT・STの悩みは「職場を変えたい」だけでなく、働き方そのものを変えたいというケースが多いからです。
- 子育て中なので、まずは非常勤で働きたい
- 病院常勤に疲れたので、介護施設やデイサービスも見たい
- 訪問看護に興味はあるが、いきなり正社員は不安
- 派遣や短期で別領域を経験してから判断したい
- 転職するか決める前に、自分の希望条件を整理したい
面談と聞くと、少し身構える人もいると思います。
「すぐ転職しないといけないのかな」
「スーツで行かないとダメなのかな」
「希望を言ったら押し切られないかな」
こういう不安は自然です。
ただ、面談は本来、転職を強制される場ではなく、自分の希望や優先順位を整理する場です。
特に、訪問看護やデイサービスなど未経験領域に挑戦する場合は、求人票だけではわからないことが多いです。
同行訪問はあるのか。教育期間はどれくらいか。リハ職は何人在籍しているのか。看護師との関係はどうか。1日の訪問件数はどのくらいか。
こうした情報を確認する意味でも、相談型のサービスは相性が良いです。
MC-介護のお仕事の注意点
MC-介護のお仕事は、登録後に本人確認や面談予約などの連絡が入ることがあります。
登録するなら、電話やメールに対応できるタイミングで使うのがおすすめです。
また、介護領域に強いサービスなので、病院の急性期・回復期だけにこだわる人は、ジョブソエルなど他サービスと併用して比較するとよいでしょう。
3. 介護ジャストジョブ|介護・福祉領域で正社員転職を考えたい人向け
介護ジャストジョブは、介護・福祉領域の転職支援サービスです。
PT・OT・STも対象資格に含まれており、特に介護・福祉領域で正社員として働きたい人に候補になります。
向いているのは、次のような人です。
- 老健、デイサービス、デイケア、訪問系など介護領域で働きたい
- 正社員として腰を据えて働きたい
- 病院以外のキャリアを本格的に考えたい
- 転職サポートを受けながら進めたい
- 介護・福祉領域での経験をキャリアにしたい
病院勤務から介護・福祉領域に移ると、最初は文化の違いに驚くことがあります。
病院は医師、看護師、リハビリ職を中心とした医療モデルで動くことが多いです。
一方、介護・福祉領域では、介護職、相談員、ケアマネジャー、家族、地域との連携がより重要になります。
患者さんというより、利用者さんの生活そのものに関わる場面が増えます。
そこにやりがいを感じる人には、介護・福祉領域はかなり合います。
介護ジャストジョブの注意点
介護ジャストジョブは、正社員希望の人向けです。
非常勤、派遣、単発、短期などを希望する人には合わない場合があります。
また、病院勤務を中心に探したい人より、介護・福祉領域に前向きな人のほうが相性が良いでしょう。
PT・OT・ST転職サイト3社の比較表
| サービス | おすすめ度 | 向いている人 | 主な強み | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ジョブソエル | ★★★★☆ | 求人を広く見たい人 | 医療・介護・福祉の求人を横断的に探しやすい | リハビリ職専門ではないため、検索キーワードの工夫が必要 |
| MC-介護のお仕事 | ★★★★★ | 働き方も含めて相談したい人 | 常勤・非常勤・派遣・短期など選択肢が広い | 登録後の連絡や面談に対応する必要がある |
| 介護ジャストジョブ | ★★★☆☆ | 介護・福祉領域で正社員転職したい人 | 介護・福祉分野で腰を据えて働きたい人向け | 正社員以外を希望する人には合わない場合がある |
PT・OT・STが転職サイト登録前に決めておくべきこと
転職サイトに登録する前に、最低限これだけは決めておきましょう。
1. 譲れない条件を3つに絞る
全部を満たす求人は、なかなかありません。
だからこそ、譲れない条件を3つに絞るのがおすすめです。
- 年収を上げたい
- 土日休みがいい
- 訪問看護に挑戦したい
- 小児領域に関わりたい
- 残業を減らしたい
- 人間関係が穏やかな職場がいい
- 教育体制がある職場がいい
たとえば、年収、休日、領域の3つを同時に最大化するのは難しいです。
年収を優先するなら、訪問看護や管理職候補、介護領域の高待遇求人も候補になります。
休日を優先するなら、土日休みの訪問系や一部のデイサービスが候補になります。
領域を優先するなら、小児、嚥下、精神、運動器など専門分野に強い職場を探す必要があります。
2. 年収は「月給」だけで見ない
求人票の月給だけで判断すると、失敗しやすいです。
確認すべきなのは、こちらです。
- 基本給
- 資格手当
- 職務手当
- 固定残業代の有無
- 賞与の算定基準
- 昇給実績
- 訪問手当・件数手当
- 退職金制度
- 住宅手当・家族手当
月給が高く見えても、固定残業代込みだったり、賞与が少なかったりすることがあります。
逆に、月給は普通でも賞与や手当がしっかりしていて、年収で見ると良い職場もあります。
3. 訪問看護・訪問リハは教育体制を見る
訪問看護や訪問リハは、給与条件が良い求人もあります。
でも、未経験でいきなり一人訪問は不安ですよね。
ここは必ず確認してください。
- 同行訪問は何日・何週間あるか
- 初回訪問は誰が一緒に行くか
- 困ったときに電話相談できる体制があるか
- リハ職は何人在籍しているか
- 看護師との連携はどうしているか
- 1日の訪問件数は何件か
- 移動時間や記録時間は勤務時間に含まれるか
- 車の運転が必要か
訪問は向いている人にはかなり合います。
利用者さんの生活の場に入り、病院では見えなかった部分を支援できます。
ただし、教育体制が弱い職場だと、最初の数ヶ月がかなりつらくなります。
4. 「単位ばかり」の職場かどうか見学で確認する
病院や回復期では、単位数や実績管理は避けられません。
これは制度上ある程度仕方ないです。
ただ、問題は、単位管理しか見ていない職場です。
見学や面接では、次のような質問をしてみると雰囲気がわかります。
- リハビリ目標はどのように決めていますか?
- 退院支援カンファレンスにはリハビリ職も参加しますか?
- 患者さんや家族への生活指導はどのように行っていますか?
- 新人や中途入職者への教育はどのようにしていますか?
- 1日の平均単位数はどれくらいですか?
- 残業が発生しやすい業務は何ですか?
数字管理があること自体が悪いわけではありません。
ただ、数字と患者さんの生活を両方見ている職場かどうかは、かなり大事です。
よくある転職エピソード
ここでは、PT・OT・STの転職相談でよくある悩みをもとに、架空のエピソードとして整理します。
エピソード1. 新卒で入った病院は悪くなかった。でも結婚後の生活が見えない
新卒で回復期病院に入職した理学療法士Aさん。
最初の数年は、先輩も優しく、患者さんの変化も見られて、やりがいを感じていました。
でも、5年目になっても昇給はわずか。
結婚を考えたとき、家賃、生活費、将来の子どものことを考えると不安が出てきました。
職場が嫌いなわけではない。
患者さんも好き。
でも、このままでは生活設計ができない。
こういうケースでは、いきなり退職を決めるより、まず求人相場を見たほうがいいです。
病院に残る選択肢も、訪問看護に移る選択肢も、介護領域で管理職候補を狙う選択肢もあります。
エピソード2. 単位中心の管理に疲れたOT
作業療法士Bさんは、患者さんの生活に合わせた支援を大切にしたいタイプです。
でも、今の職場では毎日のように単位数の話。
もちろん単位は必要です。
でも、カンファレンスでは患者さんの生活目標より、稼働率や実績の話が中心。
意識の高いスタッフと、そうでないスタッフの差も大きく、だんだん疲れてきました。
この場合、同じ病院内で異動できるなら、それも一つです。
ただ、職場全体の価値観が合わないなら、介護、地域、訪問、障害福祉など、生活に近い領域に移ることでやりがいが戻ることもあります。
エピソード3. ST一人職場で相談相手がいない
言語聴覚士Cさんは、病院でST一人職場です。
嚥下評価も、失語症も、高次脳機能も、小児相談も、何でも自分に来ます。
やりがいはあります。
でも、相談できる同職種がいない。
勉強会は自腹。休みの日に研修。症例の悩みはSNSや外部のつながりで相談。
この働き方が長く続くと、孤独感が強くなります。
STの場合は、給与だけでなく、同職種の人数、専門領域、教育体制、嚥下チームの有無、NSTや口腔ケアチームとの関係も見たほうがいいです。
職場を変えるだけで、相談できる相手が増え、かなり働きやすくなることがあります。
転職サイトを使うときの注意点
注意点1. 連絡方法を最初に伝える
転職サイトに登録すると、電話やメールで連絡が来ることがあります。
仕事中に電話が来るのが苦手な人は、最初に伝えましょう。
- 電話は平日18時以降が希望です
- まずはメールで連絡をお願いします
- LINE対応が可能ならLINE希望です
- 今すぐ転職ではなく情報収集中です
ここを曖昧にすると、連絡が負担になってサービス自体が嫌になります。
注意点2. 希望条件は本音で伝える
転職相談で遠慮しすぎると、合わない求人を紹介されやすくなります。
たとえば、内心では年収を上げたいのに、「やりがい重視です」とだけ伝えると、給与条件が合わない求人が出てくることがあります。
もちろん、面接では伝え方が大事です。
でも、転職サイトの担当者には本音を伝えたほうがいいです。
- 年収は最低でも今より30万円上げたい
- 土日どちらかは休みたい
- 訪問に興味はあるが、教育体制がない職場は不安
- 人間関係で退職を考えているので、雰囲気を重視したい
- 子育て中なので残業が多い職場は難しい
注意点3. 1社だけで決めない
転職サイトは、サービスごとに強い領域が違います。
ジョブソエルは幅広い求人検索に向いています。
MC-介護のお仕事は、常勤・非常勤・派遣など働き方の相談に向いています。
介護ジャストジョブは、介護・福祉領域で正社員希望の人に向いています。
1社だけで決めると、求人の偏りに気づきにくいです。
本気で転職するなら、2社ほど使って比較するのがおすすめです。
注意点4. 直接応募・ハローワークも比較してよい
転職サイトは便利ですが、すべての求人が載っているわけではありません。
病院や施設の公式採用ページ、ハローワーク、知人紹介も候補になります。
医療職の転職活動全体の進め方は、こちらでも解説しています。
PT・OT・STの転職で面接前に確認したい質問リスト
面接や見学で、聞きにくいけど大事な質問をまとめます。
給与・待遇
- 賞与は何ヶ月分が目安ですか?
- 昇給は年1回ありますか?直近の実績はどれくらいですか?
- 資格手当、訪問手当、役職手当はありますか?
- 固定残業代は含まれていますか?
- 退職金制度はありますか?
働き方
- 残業は月平均どれくらいですか?
- 休日出勤はありますか?
- 有給は取りやすいですか?
- 子育て中のスタッフはいますか?
- 時短勤務や非常勤への変更は可能ですか?
教育・キャリア
- 中途入職者への教育体制はありますか?
- 研修費の補助はありますか?
- 認定資格や専門資格は評価されますか?
- 管理職へのキャリアパスはありますか?
- 職種内で相談できる体制はありますか?
現場の雰囲気
- リハビリ職は何人在籍していますか?
- 離職率はどれくらいですか?
- 多職種カンファレンスはありますか?
- リハビリ科の方針はどのようなものですか?
- 患者さんや利用者さんの目標設定はどうしていますか?
目的別おすすめの組み合わせ
| 目的 | おすすめの使い方 |
|---|---|
| まず求人相場を知りたい | ジョブソエルで検索 |
| 訪問看護・デイサービスも見たい | ジョブソエル+MC-介護のお仕事 |
| 常勤以外も検討したい | MC-介護のお仕事 |
| 介護・福祉領域で正社員転職したい | 介護ジャストジョブ+ジョブソエル |
| 給与アップを狙いたい | 訪問看護、管理職候補、介護領域も含めて複数比較 |
| 人間関係を変えたい | 見学・面談で職場の雰囲気を必ず確認 |
よくある質問
Q. PT・OT・STは転職サイトを使ったほうがいいですか?
必ず使う必要はありません。
ただ、求人を比較したい、訪問看護や介護領域など未経験分野を知りたい、給与相場を把握したい人には役立ちます。
直接応募、ハローワーク、知人紹介と並行して使うのが現実的です。
Q. 転職サイトに登録したら、必ず転職しないといけませんか?
必ず転職する必要はありません。
ただし、サービスによっては本人確認や面談予約などの連絡があります。
登録時に「今すぐ転職ではなく情報収集中です」と伝えておくと、温度感のズレを減らせます。
Q. PT・OT・STの平均年収はどれくらいですか?
厚生労働省 job tag では、令和7年賃金構造基本統計調査を加工したデータとして、PT・OT・STの各ページで全国の賃金年収は443.6万円と表示されています。
ただし、職業分類上の集計であり、職種単独の厳密な年収ではありません。実際の年収は、地域、勤務先、経験年数、役職、訪問手当、賞与などで変わります。
Q. 訪問看護は未経験でも転職できますか?
未経験でも転職できる求人はあります。
ただし、教育体制がかなり重要です。
同行訪問の期間、相談体制、リハ職の人数、1日の訪問件数、看護師との連携方法を必ず確認しましょう。
Q. 病院から介護・福祉領域に行くのはありですか?
ありです。
特に、生活期リハ、在宅支援、介護予防、障害福祉、小児発達支援に関心がある人には合う可能性があります。
ただし、病院とは文化が違います。介護職、相談員、ケアマネ、家族との連携がより重要になります。
Q. 給与アップを狙うならどの職場がいいですか?
一般的には、訪問看護、管理職候補、介護・福祉領域の高待遇求人などが候補になります。
ただし、給与が高い求人ほど、訪問件数、責任範囲、記録量、オンコール、移動、マネジメント業務なども確認が必要です。
まとめ|PT・OT・STの転職は「逃げ」ではなく、生活設計の見直し
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は、とても大切な仕事です。
患者さんや利用者さんの人生に深く関わる仕事です。
でも、やりがいだけで生活はできません。
結婚、子育て、住宅、親の介護、自分の体力。
ライフステージが変われば、働き方に求めるものも変わります。
今の職場で頑張るのも一つ。
部署異動を相談するのも一つ。
病院から訪問看護やデイサービスに移るのも一つ。
介護・福祉領域で生活期に関わるのも一つ。
大事なのは、感情だけで辞めることではなく、自分の市場価値と求人相場を知ったうえで選ぶことです。
最後に、今回紹介したサービスをもう一度まとめます。
| サービス | おすすめの人 | 公式ページ |
|---|---|---|
| ジョブソエル | 医療・介護・福祉求人を広く見たい人 | 公式を見る |
| MC-介護のお仕事 | 常勤・非常勤・派遣など働き方も相談したい人 | 公式を見る |
| 介護ジャストジョブ | 介護・福祉領域で正社員転職したい人 | 公式を見る |
転職するかどうかは、登録してから決めても遅くありません。
まずは求人を見て、今の職場に残る理由と、外に出る理由を並べてみてください。
そのうえで、「今の自分にとって納得できる働き方」を選んでいきましょう。
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